経歴
私はアメリカのカンザス市で生まれ、育ちました。3歳のころから寝室の壁にクレヨンやマーカーで絵を描いていました。両親は初めのうちは怒っていましたが、そのうち、私の絵をおもしろいと思うようになり、6歳のころから絵の個人レッスンを受けさせてくれました。以来、今に至るまでずっと私は絵画や彫刻など視覚芸術を勉強しています。
高校時代には日本語と禅の勉強を始め、また、末期医療、死、死に至る過程といったものにも興味を持つようになりました。高校を卒業(アメリカでは6月です。)してすぐに、インドで3週間ホームステイし、そこで、鈴木俊隆(アメリカに禅を広めた僧侶)、ケン・ウィルバー(インテグラル理論で知られる思想家)、ダライ・ラマの書物に出会い、感銘を受けました。それにより、私は瞑想を日課とするようになりました。その後、カンザス大学に進学した私は、絵や、神秘主義や、芸術史、それから東アジアの言語と文化を勉強する傍ら、だれでも気軽に参加できる、瞑想を楽しむサークルを立ち上げたりもしました。そして、春にはまた、ダライ・ラマの教えを受けるためにインドに向かっていました。
カンザスにいたころは、宗教や精神修養に関する、いろいろな勉強会に行きました。
2002年には仏教徒になるための儀式にも参加しました。それから、2004年には
インテグラル協会 (ケン・ウィルバーのインテグラル理論に基づく、国際的かつ学際的なシンク・タンク)にも携わるようになりました。私の絵が、インテグラル協会の環境保護セミナーの小冊子の表紙に使われたことをきっかけに。
ここ4年は日本で生活し、展覧会を開いています。中学校で英語と比較文化を教え、その合間に、部屋で創作活動を続けています。
現在は、新居浜の風景と私の空想が融合した世界を、小さな木のパネルに油絵で描いています。物の表面の質感と雰囲気に、私はとても関心があり、それらを表現したいと思っています。光の差し方とか、仄かなグラディエーションとか、光が空間を満たす感じを描きたいのです。幻覚法、象徴主義、魔術、逆説法といったものにワクワクします。魔法と芸術には多くの共通点があると思います。私の絵を見ることによって、人々の心の奥底に潜んでいる感情や思考が呼び起こされるのです。そんなことを私は意図しています。私の作品をご覧になった方が何かを感じ取り、ご自分の中に何かを見出してくださったらいいなと思っています。
私は素晴らしい先生方から教えを受けましたが、中でも特に、カンザス大学で教鞭を取っていらした故ロバート・ブローリー先生を尊敬しています。先生は私に、素晴らしいリアリズムの技法を授けてくださいました。私はそれを継承していく責任があるのですが、そのためには教職に就くのが一番であると思っています。そうして、私は先生の絵の流儀を引き継ぎ、恩返しをしたいのです。
リアリストとして、可能な限り多くの現実的要素、あるいは客観的な要素を描き込むことが私の役目です。個人の意識の型に左右される「現実」とは何かということが、最近、分かって来ました。内面の現実、外面の現実、個体の現実、集合体の現実があり、これらは4つとも欠かせないものです。描く対象がよく見えるようになれば、よく分かるようになるし、私の作品も深みを増し力強くなります。そして、見る人の心により多くを訴えるようになります。また、私は自分の限界に挑んだり、批評に耳を傾けたり、技術を向上させるための努力を厭いません。さらに私は、変化、無限、神秘、意識を連想させないものはリアルではないと思っています。なぜなら、これらは物事に本来備わっている要素であるからです。

Consecration 神聖化
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